バイナンスOTCトレード体験記
バイナンスでは、OTCトレードを大口むけに提供しています。OTCとは、Over the counterの略で、日本では相対取引とか店頭取引とかいうものです。
簡単にいうと公開市場を通さない取引です。取引所の売り買いの板に注文がならばず、取引が成立したことも当事者しかわかりません。
大口の買いや売りが取引所に見えると、それだけで値段が大きく動いてしまうことがあります。そのためにOTCが容易されています。
株式の売買でも同様のものがあります。市場が開いている時間ではなく、市場取引が終わったあとに、当事者同士だけで売買するようなものです。いわゆる時間外取引ですね。大口の株の取得や売却につかわれています。
クオリティの高いトレード体験
さて、バイナンスのOTCですが、私も口座を開設して利用してみました。
結論からいうと、非常に便利で、クオリティの高いサービスで、さすがバイナンスと唸らせるものでした。
利用の仕方ですが、バイナンスのアプリやウェブをつかうのではなく、テレグラムまたはWahtsAppを利用します。
わたしはテレグラムをつかってセットアップしました。
口座ができると、私専用のテレグラムグループがつくられて、バイナンスの担当者が常時張り付いているとう状態になります。
発注したいときは、テレグラムに、
「EOSを30000枚買い」
とか書き込みます。すると、ものの数秒で担当者が反応してくれて、その枚数を買うといくらで買えるのかの平均レートと合計の値段を提示してくれます。
「EOS/BTC = 0.0.0004524BTC Total 13.572」
みたいな感じです。レートは市場で今の瞬間取引されている値段より若干高め(売りの場合は低め)です。これは大きなボリュームを一度に裁くためのプレミアムだと考えることができます。なお手数料もふくまれているようです。
提示されたレートでよければ、
done
と返せば取引成立です。そのあとはバイナンスの担当者が約束の値段で執行してくれます。およそ確定するまで2−3分でしょうか。
その間バイナンスガどこでどのようにコインをさばいているのかは謎です。一部は自社の他のOTCの顧客、もしくはバイナンスが相手方になってくれているのか、またはカバーにもだしているのかもしれません。
とにかく重要なことは、提示された値段で提示された数量は約定してもらえるということです。
手数料ですが、およそ1%〜3%というかんじです。これはコインによります。BTCやLTCなど流動性の高いコインであればさらに低くなるようですし、草コインであれば高くなります。
これは致し方ないですね。
という感じで、非常にスムーズに取引できました。
なにしろ、いつ発注をだしても、ものの数秒で担当者が反応して、レートが提示されるのはすごいです。
もしかしたらAIなのかもしれません。(ただし、普通の質問や会話にも回答してくれるので人間もいそうです)
OTCトレードのメリット
もうひとつのメリットとしては、およそどんなペアの取引でも可能な限り値段を提示してくれることです。
たとえば、EOS/XRPとか、RVN/USDTとか、バイナンスのマーケットにはないペアであっても、OTCであれば価格を提示してくれます。
バイナンスで扱っている銘柄であれば、なんでも問い合わせてみてくれ、とのことでした。頼もしいですね。
OTCで取引されたものは、自分のTrade Historyには表示されません。市場外ということだからですね。
では、どこの記録されるかというと、Distributionの履歴に出入りのグロスの金額だけが記録されるという形になっています。
なお、取引したいコインは、予め口座に入金しておくことが必要です。
OTC口座の開設方法
ということで、良いことづくめのOTCですが、やってみたいという人にやりかたをおしえます。
機関投資家だけではなく、だれでも開設できるようです。
条件としては、まずLVL2の本人認証をすませていること。つまり本人確認にくわえて住所などの登録ですね。これはハードルは高くありません。
その後、バイナンスにメールでOTCをやりたいという旨を連絡すると、返答が帰ってきます。
Telegramのアカウントを教えて、認証コードをもらって、という感じですが、問い合わせてから取引できるようになるまで半日とかかりませんでした。
なお、以前の取引量などはみているかもしれません。まったくの取引実績がないひとが開設できるかどうかはちょっとわかりません。
デメリットと制限
なお良いことづくめですが、デメリットというか制限もいくつかあります。
まずは、Fiatはできないことです。クリプトtoクリプトのみです。ただしUSDTなどのステーブルコインはクリプトという扱いですので、USDTとの交換であれば利用できます。
次は、やはり手数料が高いということです。大きなロットを確実に裁いてくれるという付加価値が手数料に勝るひとが利用するかんじでしょう。たとえば、一定額をすぐに約定させる必要があるとか、買い集めていることを知られたくないとか、まとまったコインを密かにうりたいとか、そういう人むけです。短期間にトレードをするためのものではありません。
また、現物のみです。先物やマージン取引はOTCは使えません。
最後に、取引量の制限があります。一回の発注金額が10BTC以上というものです。ですので、実際に利用するのは大口ということになるかとおもいます。
まとめ
・OTC口座はスムーズに開設でき、バイナンス取り扱い銘柄はなんでも取引可能
・テレグラム経由で24時間取引できる
・個別にTrading Historyに記録されず、グロス金額だけが記録される
・手数料は市場取引より割高。
・10BTC以上が最低注文額
・大きなロットを秘密裏に売買したいひとにとっては大きな魅力
・一方で短期トレード主体には使えず、先物やマージン取引にも対応せず
(大石)
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