ビットコインのトレード戦略その1(カバードコール)
今回からは、いくつかの基本的なトレード戦略について解説してみようとおもいます。
トレードというと、チャートに線を引いたりして、ここでトレンドが変換したらショートインだとか、そういったことがトレードだと思っているひとが多いと思います。すくなくとも、いわゆるプロでないひとは、そうしたトレードを行っているはずです。
そうしたいわゆる値上がり・値下がりを予想するタイプのトレードを「裁量トレード」といいます。しかしながら、ヘッジファンドなどのプロの組織がこうした裁量トレードを採用することはまずありません。これは博打と一緒で、買ったり負けたりが読めないからです。プロは、リスクを最小化し期待値が高いトレード機会をみつけて刈り取ることをしています。
できれば無リスクで利益を得られる機会を探しています。ということで、裁量トレード以外の手法についていくつかシリーズで解説したいとおもます。
最初は、カバードコールです。カバードコールとは、現物のビットコインを保有しながら、コール・オプションを売るという手法です。何をいってるかわからない?ですよね。
まず、この戦略ですが、こういう人にむいています「現物ガチホしているが、ビットコインが1000万円になったら売りたいとおもっている。目標価格1000万」という人です。こういうひとが1000万円に達するまで無リスクで利益を上げられる戦略がカバードコールです。まず、ガチホ民が対象ということですので、すでに現物のビットコインは保有しているものとします。次に、目標価格でのコールオプションを売ります。この場合ストライクプライスが1000万円のコールオプションを売ることになります。
コールオプションを売るというのは、簡単にいうと、「(ある期間中に)ビットコインがどういった値段になろうとも1000万円で売り渡しますよ」という契約です。もしビットコインが大暴騰して2000万円になったとしても、契約を行使されたら1000万円で売らないといけないということです。
逆の言い方とすると、1000万円以上の値上がり益を放棄する、要するにる、1000万円で利確するといことです。この戦略のポイントは、もともと利確の目標ラインが1000万円だったわけで、それ以上の値上がりがあったとしてもそれは放棄しても、ゴールは達成できているはずです。
さて、コールオプションを売ることによって、売り手はプレミアム(金利みたいなもの)を手にすることができます。今は相場が調整中ですので、1000万円のコールオプションは売れないかもしれませんが、ちょっと前の過熱相場であれば現実的でした。
オプションは、Deribitという市場で売り・買いができます。流動性はあまり高くありませんが、上記の戦略では、それほど流動性を必要としません。
もし利確の目標価格があるのであれば、カバードコールは、追加の利益が無リスクで得られる優れた戦略といえます。
※取引所を利用するため正確には取引所GOXリスクなどがあります。
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