Child pay for Parents
先日、ビットコイナー反省会のほうで、安土氏による技術的な解説の動画がありました。そのなかで、Child Pay for Parentsという機能について触れている部分があったのですが、多くのひとが、これを知らないということがわかりました。けっこうポピュラーな機能だとおもっていたのですが、知らない人が多いようです。今回はこの解説と使い方を簡単に説明します。
手数料設定を調整すれば今でも3円で送ることができている
ビットコインでは手数料は送るひとが自由に設定できます。余りに低い手数料を設定してしまうといつまでたってもマイニングされないという場合があるのはご存知のとおりです。かといって高い手数料をはらうのはイヤですので、なるべく手数料は節約したいですよね。多くのウォレットでは手数料の自動計算機能がついていますが、わたしはそれに加えて、メモリープールの状況をみながら手数料をこまかく設定しています。
https://jochen-hoenicke.de/queue/#0,24h
メモリープールの状況を見るには上記のサイトが便利です。この一番最後のグラフが、手数料と、溜まっているトランザクションの容量の関係グラフです。ビットコインのブロックは1MBですので、1MB以下のところの手数料を設定すれば、次のブロックに取り込まれるというわけです。ビットコインは最近は価格が上がっている時でも、それほど手数料は高騰せずに、1−2日まてば最低の手数料でおくることが出来る状況が続いています。最低とは、1 sat/byteです。これだと、一般的な送金で、約3円で送ることができます。ほとんど急がない送金などは、私はこの手数料で送ってしまっています。
急激な手数料上昇にハマってしまったら?
しかしながら、送った後に、急激に手数料の水準が上がってしまうことがあります。ちょうど今日のようなATHに近づいているときとかですね。すると、低い手数料では、いつまでたってもマイニングされません。そこで、後から送ったトランザクションに、高い手数料を付けることによって、以前のトランザクションもまとめてマイニングしてもらうという機能があります。これを、Child Pay for Parents(CPFP)といいます。つまり、親子のトランザクションを一緒にマイニングしてくれるというものです。具体的には、マイニングされてないトランザクション(手数料が低い)のお釣りのコインをつかって、新しい送金をつくります(手数料が高い)。この2つのトランザクションの平均的な手数料が、十分たかければ、まとめて1つのブロックに入れてもらうことができます。これの利用の仕方ですが、これはビットコインのソフトウェアの「仕様」になっているので、ユーザーとしては特になにか特別なことをする必要はありません。単に後続のトランザクションを送る時に手数料を高めに設定するだけでOKです。
CPFPの注意点2つ
1つめは、後続のトランザクションを送るとき、かならずマイニングされてなくて滞っているトランザクションのコイン(のおつり)から使うことです。そうでないと、関連性のあるトランザクションになりませんので、マイナーも親子のトランザクションと認識してくれません。2つめに、後続の子トランザクションを作るには、まだマイニングされてないコインを利用できるウォレットでないとダメです。ウォレットの中には、マイニングがされないと次の送金ができないというタイプのウォレットも存在します。そういうウォレットですとChild Pay Parentsの機能をつかうことができません。TrezerやLedger、Green Walletなど、普通のウォレットでは、マイニングされてないインプットをつかった送金が出来るようになってますので、これらのユーザーのひとは意識しないでOKです。
後続のトランザクションのフィーをいくらに設定するか
ですが、単純に、その時点でマイニングされるための手数料を2倍して、前のトランザクションにつけた手数料をひいいたものを添付するのが目安です。実際はトランザクションによってサイズなどが違うため、細かい計算が必要になりますが、ざっとこれで問題ありません。たとえば、10 sat/byteで送ったトランザクションが詰まっていて、現在50sat/byteであればマイニングされるとしましょう。その場合、50 x 2 = 100 sat/byteから、10を引いて、90 sat/bayte にすればおよそマイニングされるはずです。こうしたこまかい手数料の調整はあまりやったことがないひとも多いとききます。手数料の調整を自分でやってみると、自分でトランザクションをコントロールできてる感覚が得られて、すこし上級者になった気分がします。手数料をミスって、詰まったらどうしよう・・・と心配があるかもしれませんが、Child pay for paretens機能で、あとからちゃんとマイニングされるよう辻褄をあわせられますので、ぜひ手数料調整にチャレンジしてみてください。それでは
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