投資戦略シリーズの4回めは、BTCで出来るDefi、とくにイールドファーミングについて話ます。

イーサリアムがないとDefiはできないと思いがちですが、ビットコインマキシマリストにおいてもDefiで収益を出している人はかなりの数が居ます。今回は、BTCを売らずに、つまりBTCの数を減らさないという前提のもとDefiで収益をあげられるものをいくつかあげます。

1. BTCを担保にステーブルコインを借りてDefiを行う。

多くのDefiでは、BTCを担保にステーブルコインを借りることができます。通常担保率150%、つまり、手許のBTCの66%相当の金額のステーブルコインを借りることができます。もっとも簡単なのはFTXを使うことです。FTXで、ステーブルコイン(USDT、USDC等)を借りて、あとは自由にイーサリアムなりBSC上でイールドファーミングを行うというのが最もシンプルな方法です。注意したいのがステーブルコインの金利です。たまにありえないような金利(50%や80%)になっていることがあり、いくらDefiの金利がたかくても、これでは利益がでないでしょう。ただし、かならず金利差で収益がでる組み合わせや機会があります。

2. Kavaでのファーミング

KavaというDefiでは、ビットコイン(正確にはBTCB)を担保に、ステーブルコイン(USDX)を生成すると、Kavaトークンが貰えます。単に生成するだけでもらえるので、簡単なファーミングだといえます。利率もかなりよいので、一部のマニアックなひとは手を出しているようです。ただし、Kavaトークンは1年間のロック期間があり、それを1ヶ月に短縮するオプションがあるものの貰える量が1/4になります。機動的ではないので、貰ったらすぐ売れる他のコインとの比較で、魅力的かどうかは判断しないといけません。

3. RenBTC, WBTCのプールを使う

RenBTC-BTC、またはWBTC-BTCのプールを提供しているDefiに流動性を提供する方法です。これなら、BTCの価格変動をヘッジする必要なく、BTC建てでファーミングができます。代表的なDefiでいうと、CurveのRenプール、またBSCではellipsisという新興サービスがあります。Curveは老舗で信用力がありますが、プール毎に利率がちがい、Renプールの利率は魅力的ではありません。一方eLilipsisは良い利率ですが、先月立ち上がったばかりですので、まだまだ注意が必要でしょう。他にも、Hbtcや、なんとかBTCなど、BTCとのペグのトークンがいくつかありますが、手を出さないほうがいいとおもいます。信用できる順に BTCB = WBTC >>> Ren BTCという感じでしょうか。BTCは、バイナンスガ担保しているので、よほどのことがない限り大丈夫そうです。WBTCも、BitGOが担保しているので持ち逃げリスクは非常に低いです。RenBTCはかなり怪しかったのですが、FTXが買収したので信用度があがりました。FTXとしてはRenBTCのコインを持ち逃げするインセンティブはあまりないからです。

税金の注意点

さて、Defiをする場合は、税金の問題があります。たとえば、BTCを、WBTCに変換した場合は、利確扱いになるのでしょうか?まだこうした例が問われたことはありませんが、BTCとWBTCの間での相場取引がありますし、別の発行体によるコインですから、別コインへの変換(つまり利確)とみなされる可能性が高いという指摘があります。BTCでDefiを行う場合は注意が必要です。ですので、普通の場合は、BTCを担保にステーブルコインを借りる戦略が良いでしょう。借りたお金であればどうしようが利確扱いにはなりようがありません。(大石)