こんにちは。JAXAが打ち上げた無人探査機が、月面からの画像を送ってきてくれましたね。

斜めに映った地平線からは、「何が何でも画像を撮影して送る」という執念を感じました。JAXA、やりましたね。

さて本日の記事では、金もビットコインも売り手が減ることで強制的に値上がりせざるを得ない・・・ということを書いてみたいと思います!

供給が減れば買い手は高値を提示するしかない

もうすぐビットコイン半減期が到来しますね。前回の記事では、半減期の前後1年間は強気な相場が形成されてきた過去のパターンを振り返りました。

以下、サクッと半減期が価格上昇につながる背景を振り返っておきましょう。

ビットコインの発行量は限定されており、マイニングによって徐々に放出されます。マイニングの際の報酬は当初50BTCでしたが、約4年ごとに半分の25BTC、12.5BTC...へと減少していきます。これがビットコインの半減期です。新しいコインの発行量が減る半減期と需要の増加により、価格が上昇すると考えられています。(By AI)

さてビットコインは供給量の減少がだれにでも目に見えて分かる形で到来します。これが半減期の上昇機運を同じタイミングで醸成し、一方通行な値上がりへとつながりやすい相場を作っていきます。

では、ビットコインと比較されることも増えた金はどうでしょうか?こちらも、供給量の減少が値上がりにつながることは想像できます。

ただビットコインほど、誰の目にも明らかな形では現れないですよね。せっかくですから今回は、ゴールドの供給が減少しているであろうタイミングを推し図る方法を書いてみます。

鉱山会社は儲からない → 新規開発されない → 供給減少 → 金価格には上昇圧力

金を市場に供給するのは、地面を掘って、石を砕いて、中から金を取り出して、地金に加工する鉱山会社です。そして、ほかの生産財とおなじように、その原価はインフレの影響を受けます。

2023年第2四半期には、金鉱山の全世界平均の総生産原価は、前年同期比で6%上昇しているとのこと。

Gold miners’ AISC still rising, but at a slower pace

別に原価が上がっても、金価格も上がってるから問題ないじゃん?いえいえ、現実はそうもいきません。視覚的に分かりやすい事例を確認してみましょう。

以下のチャートは、金生産者の株価指数を金価格で割ったものです。

下側のグラフが下がりすぎると、生産者も売るモチベーションが弱まります。結果、新規に鉱山を開拓する投資も控えられるため、徐々に供給が絞られます。

事実、生産者の株価指数がゴールドに対して一定以下の比率に下がると、金価格には上昇圧力が働いている様子も見て取ることができます。

大手資源商社のトラフィギュラ社、サード・ラヒム氏によれば、最近の鉱山開発に立ちはだかるのが規制当局の許認可のハードルの高さだといいます。

結果的に鉱山開発は、過去10年に比べて規模が3割縮小し、コストは4割あがり、期間は5割のびているとのこと。(1月11日日経新聞 Foresight2024より)

これは金に限ったことではなく、銅やアルミなどの産業資材にも同じことが言えます。

最近はマンションも製造原価が高騰しており、高値で売れる地域にしか建てられないようです。川上の素材が上がれば、私たちの生活にも時間差を置いて影響がでます。

このあたりを理解しておけば、あとはどうやって先回りするかの話になってくるので、対策も立てやすいですね。

ビットコインが変えた金とドルとの関係?

最後にちょっと面白いチャートをシェアしてみます。以下はByteTreeが公開している金の理論値と実勢価格の推移です。

https://terminal.bytetree.com/gold/valuation/

緑色が著者であるCharlie Morris氏が提唱した理論値は、「米国のインフレ連動債20年物の利回りとゴールドとは近い値動きをするよね」というものです。

ところが2023年に入ってからは、ゴールドとの差が開きっぱなしとなっています。ゴールドが買われすぎ?そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。

一つシンプルな理由として、中国が米国債を売却し、その資金でゴールドを買っていることが挙げられるでしょう。

米国債が売られれば、米金利は上昇します。だから「金利は上がっているのにゴールドも下がらない」という、今までの常識から見れば奇妙なことが起きているのです。

今のゴールド市場をざっと見回すと、以下のような点が目に付きます。

  • ゴールド生産者は新規開発できない(規制・採算)
  • 生産者の現物売り渡し契約も過去最低水準
  • 中国のゴールド現物買いは継続
  • 売っているのは北米のETF保有者
  • でもビットコインETFで資金はハード通貨に留まる

こう見ていると、ゴールドとビットコインが資金をワンツーでパス回しをしながら、ハードマネーの価値を上げていく動きが自然に思えてきます。

あなたはどう思いますか?またコメント欄ででも教えていただけると嬉しいです。

引き続き、ハッピー・ビットコイン!

ココスタ

佐々木徹