"ライトニングチャンネルのバックアップについて教えて下さい- いくつかのアプリでチャンネルのバックアップ機能がありますが、共通の仕様があるんでしょうか?アプリごとに独自の仕様なんでしょうか?

- バックアップと復元の方法を解説して欲しいです(eclair mobile とumbrelのやり方を希望します)"

<回答>まず、バックアップの仕様ですが、裏側で走っているライトニングクライアントの種類によります。

ライトニングのクライアントは、代表的なものでLND、ecliar、c-lightningがあります。いわゆるウォレットというのはユーザーインターフェイスであって、裏側ではこれらのどれかが走っている感じになります。

もっとも多くのシェアがあるのは、LNDで、多くのウォレットの裏側はLNDになっています。umbrelも、裏側はLNDになります。

これらのクライアントごとにバックアップの仕様は異なっているので、共通のものはありません。さらにアプリごとに追加的なバックアップ機能を提供している場合もありますので、要するに答えをいうと、共通の仕様はないということになります。

バックアップと復元の方法なのですが、eclair mobileは使ってないので、すいませんわかりません。eclairの裏側は、ecliarなので、私が普段つかっているLNDはちょっと違うため、わからないです。

裏側でLNDをつかっているウォレットの場合は、ホームディレクトリ以下の.lndフォルダ全体をバックアップするのが一番確実な方法です。

LNDのバックアップは、チャネルバックアップと、フルデータのバックアップの2つがあるのですが・・・これ以上深入りすると技術的になりすぎるので以下簡単に説明します。

ご存知のひともいるかもしれませんが、ライトニングのバックアップは注意が必要です。というのも、まちがって古いデータをつかってチャネルを更新してしまうと、不正なトランザクションを流したとみなされて、チャネルの全額が相手に没収されてしまうからです。ですから、バックアップと復元はややこしいです。

そこで、いまはチャネルの全データをバックアップするのではなく、チャネル開設時に、チャネル開設情報だけをバックアップするというStatic Channel Backupという方法が主流です。これは、リカバリの際に、Static Channel Backupの情報をもとに、チャネルを強制クローズさせます。古いデータをブロードキャストしてしまうリスクを犯さないように、いったんチャネルを閉じてしまうという方法です。チャネルバックアップは、下記のファイルになっており、チャネルをオープンしたときにのみ更新されますので、バックアップ頻度も低くて済むでしょう。

~/.lnd/data/chain/bitcoin/mainnet/channel.backup

なお、間違って古いデータを流さないように、復元を始める前には、データをすべて消去してまっさらの状態にしたウォレットから復元するようにしてください。

ライトニングはだいぶ使いやすくなってきたとはいえ、こうした部分はかなりの知識が必要でまだまだハードルが高いのも事実です。といういみで、カストディアルのウォレットからまずは使っていくというのがよいかもしれませんね。

ちなみにわたしは、BLW(bitcoin lightning network wallet)を使っています。こちらは裏側でLNDが走っていて、自動でBLWが提供するリモートのサーバーにバックアップデータが取られるようになっています。復元したいときは、そのバックアップデータからワンクリックで復元できるので便利です。(大石)