【質問回答】LN支払いを何度も受け取れるQR形式のインボイスについて
今回は、匿名質問コーナーより頂いた質問へ回答します。ビットコイン研究所では、有料会員からの質問をいつでも受け付けております。
匿名質問コーナーについて
質問
投げ銭用として、写真などにLightning Networkで何度も支払いを受け取れるQR形式のインボイスを埋め込みたいと思っています。
しかし静的なinvoiceを使いまわすのはプライバシー上よくないとも理解しています。
カストディアルを許容する支払いであればWallet of SatoshiのLNURLのQRコードで十分でしょうか。
また、ノンカストディアルで現状繰り返し利用可能なQRコード形式のinvoiceを作成するにはどのような手段があるのでしょうか。
理解不足があればご指摘ください。ご教授のほどお願いいたします。
回答
投げ銭、もしくは対面でのライトニング決済を使う時に、Paypayのような感じで固定のQRコードを出せると確かに便利ですよね。
まずライトニングの仕組み上、Invoiceは一度使用されて支払われると同じ固定のInvoiceを使うことが出来なくなるだけでなく、通常24時間などのInvoiceの有効期限が設定されており、Invoice情報を直接固定QRコードで貼るのでは投げ銭用途には向きません。
それらの問題に対応するために、固定のQRコードが読まれるとノードから新規のInvoiceを自動で生成してくれるLNURLという規格が使われることがあります。
質問されている通り、カストディアル型で固定のQRコードを取得したい場合WoS上のLNURLのQRコードを貼ることで投げ銭を簡単に受け取ることができます。
また、最近はLNURLの発展版とも言えるLightning Addressが使われることが多く、これは簡単に言えばLNURLのようなランダムな文字列ではなく、koji@walletofsatoshi.comのような使い慣れたメール形式の支払い受け取りアドレスを設定できるようになっています。
一方、ノンカストディアルでやりたい場合は、上記のLightning Addressをノンカストディアルノードで生成することもできますので、例えば常にオンラインで稼働している自分のUmbrelからLightning Addressを生成して…、というのも理論上はできますがパワーユーザー向けのやり方だと思います。
その他のノンカストディアルのQRコード生成のスキームとして、AMPという技術を使って固定QRコードを生成することもできます。ただAMPは現在LNDのみ対応らしいので、対応できないウォレットも結構多いので使い勝手が悪そうです。(AMPは複数のペイメントチャネルのLiquidityを集約して送金できるようにする技術)
他には現在鋭意開発中の新しいライトニング規格、BOLT12ではノンカストディアル型で固定のQRコードを生成する機能がデフォルトで備え付けられるようです。BOLT12に関しては研究所でも加藤さんが複数解説する記事を書いてくれているのでそれらを参考にしてください。(東)
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