以前の記事(2022/04/13, 05/04)より引き続き、原始的な物々交換が行われていた社会から、いかにして貨幣が生まれたのかという過程についてシミュレーションできないか、というテーマでコラムを書いております。今回が最後になります。

1回目の記事では商品交換市場について考えました。そして2回目の記事では3種類の商品のうち2商品選択し交換する戦略について考えてみました。

余剰の多いものを一番不足しているものと交換するということで仮定させて頂きました。今回もその仮定のもとにして、市場で交換を行わせます。そして今回はその取引量を調べます。取引が行われるということはその交換によって、不足分が充足されるという意味で、満足度が高まるということを意味します。

逆に考えれば、満足度が高くなるような商品取引とはどのようなことなのかと考えると、どういう商品が貨幣のような価値がわかるのかと思います。実際にシミュレーションさせてみました。

商品は3つで、前回の設定と同じ属性になっています。それで、取引をさせます。

市場では取引が成立する場合としない場合があります。取引相手が良いレートで取引してくれないと成立できません。グラフはあくまで取引成立した量を日別で示したものです。

取引の組み合わせはB-A, C-A, C-Bですので、それぞれ示しました。人数は100人、期間は15日間です。

B-Aが少ないですが、Bは平均1000ユニット一日に必要なので、その不足分を不足するのにそれ相応の量が必要だと思うのですが、妙に少ないような気がします。B-Aの取引自体があまり多くされていないように感じます。

一方で、Bが必要であれば、Cと交換しているのかと思われます。

そして、そのCはAとの交換で得ることもできています。

まとめると、Cを媒介にしているように見えます。

これがお金の機能のはじまりといってよいのでしょうか。

このシミュレーションが現実を正確に模倣しているかどうかはわからないですが、ある程度わかってきました。ただ非常に難しいです。また機会があれば考察してみたいと思います。ありがとうございました。