マイナーによるシグナリングが始まっていたTaprootですが、すでにアクティベーションが確定といってよい状態になっています。

マイナーの98%超がReadyのシグナリングをしている状態です。

アクティベーションの可否は、BIP-9という規格で判定されます。マイナーは、ソフトウェアのアップデートが終わり、Taprootへの対応が終了すると、自身が採掘したブロックに「シグナル」を付け加えます。

これを集計し、2016ブロック(約2週間)の期間のうちに生成されたブロックのうち90%でシグナルが見られれば、Taprootへの準備がととのったと判断し(ロックイン)、Taprootが有効になるという仕組みです。

現在、2回目の集計期間になっていますが、すでに98%超のマイナーがシグナリングしており、今回の集計期間でロックインされることは確実です。

集計期間が終わるのは、およそ12日後、6/13前後ということになります。

Taprootはすぐに必要な機能ではないのでマイナーのシグナリングも徐々にかなとおもっていたところ、これは予想以上の速さになりますね。

とてもスムーズだったといえます。

さて、ロックイン後ですが、すぐにアクティベーション(Taprootが使えるようになる)というわけではありません。

アクティベーションの期日については、ブロック高で指定されており「709632」となっています。

およそ11月の中旬ということになりそうです。

少し先になりますがね。

しかし、ロックインした時点で、11月のアクティベーションは確定ですから、アプリケーションの開発者はTaprootをつかったアプリを開発をスタートさせても無駄骨になることはありません。

面白いアプリが開発されることを期待したいところです。

あしかけ数年に渡るTaprootの開発でした。感慨深いものがあります。

Segwit以降、もっとも大きなビットコインの機能追加ですので、期待したいところです。

ビットコインは、Segwitにより、ハードフォークなしでの機能追加が柔軟にできるようになりました。

Taprootは、新しい署名形式(シュノア署名)や、あたらしいスクリプト形式などが含まれます。

こうしたものを導入するのには、従来ではハードフォークが必要でした。

(ビットコインキャッシュでは、シュノア署名の導入にハードフォークを行っています)

たとえば、今後、量子コンピュータ耐性が必要になったときでも、新しい署名形式の導入もソフトフォークで行うことができます。

Segwitは大きな基盤の変更でしたが、はやり導入して良かったということになりましたね。

(大石)