旅行先でビットコインを使うときのコツと注意点
今日は技術的な話は一回休憩して、日常生活でビットコインを使う話をします。
私は海外旅行が好きなのですが、行く先々で滞在しているとその日何するか悩むことがあります。計画性がないのが原因なのですが、そういうときはただ単に街歩きをするよりは現地のビットコイン決済事情を調べるためにビットコインが使える場所を探すのがクセになっています。
もちろん国によってはビットコインを取り扱えない法律上の理由があったりしますが、そうでない国なら意外と見つかるものです。また、旅先でビットコイン決済できたときの快感はなかなか味があります。
今日は旅先でビットコイン決済をするうえで役立つ情報を共有したいと思います。
・使える場所を見つけるのに便利なツール
・ビットコイン決済やATM利用時にハマりやすい落とし穴
・為替で得をする可能性のある方法も
使える場所を見つけるのに便利なツール
まずは、旅先でビットコイン決済ができる店舗や施設を見つけるのに便利なツールの紹介です。とはいっても、かなりメジャーなものなので皆さんもすでにご存じかもしれません。
BTC Map
1つ目はBTC Mapです。

ビットコイン決済ができる店舗をユーザーが登録していくサイトで、現在世界中に18,352カ所が登録されており、そのうち約半数は直近1年間以内に実際に行って使えたという報告があるそうです。(これらのデータはダッシュボードから確認できます)
データ量が大きく、けっこう読み込みが遅いことがありますが、非常にわかりやすいのが特徴です。細かい位置はズームインしないと見えませんが、引きで見ると件数が見れて密度の参考になります。


Squareが11月からアメリカで小売店がビットコイン決済(ライトニング決済)を受け入れられるようにするという発表がありましたが、広く普及してしまうと「あえてビットコイン決済を探す」という楽しみは失われていくのかもしれません。あえて探す楽しさがあるのがBTC Mapです。
Connecting the ecosystem with @Square has been the dream since we launched bitcoin in @CashApp in 2018
— Miles 🌞 (@milessuter) October 8, 2025
Starting today, all merchants can now seamlessly stack bitcoin behind the scenes from their daily sales
Bitcoin Payments Acceptance will be live for everyone on November 10 pic.twitter.com/mTqbu8wfGG
Coin ATM Radar
Coin ATM Radarはその名の通り、ビットコインATM(仮想通貨ATM)に特化した同様の地図サイトです。BTC MapにもビットコインATMは載っているのですが、Coin ATM Radarはそれに特化しているおかげでそれが目的のときには一番使いやすいです。また、ATM以外に対面のOTCデスクなども見つかったりします。
登録されている数はATMが39,533台、その他のサービスが236,864件とBTC Mapを遥かにしのぎますが、これはギフトカード型のものが置いてあるコンビニなどが登録されていることによります。そう、Coin ATM Radarは「ビットコイン決済」ではなく、「ビットコインが買える」もスコープに含まれ、世の中にはビットコイン決済よりも圧倒的にビットコインが買えるサービスのほうが身近に存在するのです。

Coin ATM Radarは初めてビットコインATMを使ってみたときに、近所のOTCデスクの人に教えてもらいました。その時の記事です。
ページ最下部の全世界の地図以外にも、国別のページ(Countries→該当国を選択)を見ると、その国に限って下のような地図が表示されます。左側で売買したいコイン(ビットコインならオンチェーンだけかライトニング対応かも含め)が選べ、売りたいのか買いたいのか、ATM・対面・その他もOKかなど選択できるのが特徴です。ATMに特化しているだけありますね。

またマニア視点で面白いのは設置業者別に見ることもできるので、複数種類のビットコインATMを使ってみたいという需要にも応えてくれます。(そんな需要あるかい!)

キャッシュレスの時代ではありますが、あえてビットコインを現地通貨に変えてみるのもありなんじゃないでしょうか。
私は主にこの2つのサービスを使って旅先でビットコインが使える場所を見つけています。
ビットコイン決済やATM利用時にハマりやすい落とし穴
ところで、BTC MapやCoin ATM Radarでライトニング決済ができる店舗やATMを見つけたからといってまだ安心してはいけません。無事に決済が完了したり、現地通貨がもらえるまで気を抜いてはいけないのです。
ビットコイン決済対応店舗でありがちなのは、「過去にビットコイン決済を導入したがやめてしまった」「やり方がわかる担当者がいない」「???(スタッフがもはやビットコインを知らない)」というようなトラブルです。暇な場所なら根気よくオレンジピルして説得することもできるかもしれませんが、基本的にはそう言われたら諦めるしかありません。
また、仮想通貨ATMもなかなかのクセモノで、そもそも「ビットコイン→法定通貨」の方向に対応していないものも多くあります。対応している場合は、たいていのATMはレシートのようなものが発行され、そこに記載のアドレスにビットコインを送り付けて、何承認か経過したあとにATMに戻ってレシートのQRを読ませるとお金が出てくる…という仕組みですが、ここもトラブルの温床です。
新しいブロックがなかなか採掘されなくてATMのそばを離れられないのはまだかわいいトラブルです。自分が遭った中で悲惨だったのは、ビットコインは送れたのにATMから現金が出てこない(現金が入っていなかった)パターンです!最終的にはATMの画面に表示されていた会社名からウェブサイトを見つけ、テレグラムのサポートページに行ってごねることになりました。(解決には丸一日かかったので、急ぎの旅程だったらもっと困ったことになっていたでしょう)
そういうわけで、個人的にはATMのほうがワクワクしますが、トラブル回避で言えばOTCデスク(Teller/対面販売/窓口などいろんな表現がある)のほうが安心です。ロマンとリスクを天秤にかけましょう。

上記のトラブルに遭ったときの旅行記です。
為替で得をする可能性のある方法も
ビットコインATMは手数料が高いというのが常識です。確かに、一般的に8~18%くらいの手数料を取られる気がします。少額利用が多かったり、利用頻度が少ないことと、機械自体のコスト、電力、現金の管理などを考えると割と納得できます。
しかし、実は「売るとき」と「買うとき」で手数料がかなり異なる場合があるようなのです!
上の旅行記でも触れましたが、ビットコイン→現地通貨という方向で両替するときはジョージアではほとんどコストがかかっていませんでした。逆に、現地通貨→ビットコインは非常に高い手数料がかかりました。これにはいくつか理由が考えられます:
・ビットコインを買うために使う人の方が多いため、ATMに現金が溜まっていくが、ビットコインを売る人に払い出すことで現金管理コストが下がる。(なのでビットコインを売る人にインセンティブを与えたい)
・資本規制で海外にお金を逃すのが難しいためビットコインの購入は需要が高く手数料も高くなるが、逆方向は「仕入れ」になるため安い。(現地通貨→外貨に両替すると極端にレートが悪くなる国のイメージ)
・運営会社のバランスシートに一時的に乗るものがビットコインの場合は法定通貨の場合より優遇している。
真偽は不明ですし、他の国では必ずしもこうではありませんが、レートを調べてみると意外と悪くない場合もあるかもしれません。一応Coin ATM Radarで調べたATM運営会社のウェブサイトなどに載ってたりもするので、現地に行く前に確認することもできるでしょう。
まとめ
・海外でビットコイン使うのは楽しい!BTC MapとCoin ATM Radarで使える場所を見つけるのも旅の醍醐味
・ビットコイン決済は諸事情でできないことも割とよくある。ATMは無人なのでトラブルが起きたときはかなり面倒だが、ロマンがある
・ATMは手数料が高いという認識が一般的だが、ビットコイン→現地通貨なら手数料が安い場合もあった
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