ガバナンストークンの問題をVitalikが指摘
DAOにおけるガバナンスの問題をVitalikが指摘したブログが話題になってます。非常に長いのですが当たり前の欠陥が指摘されています。
現在のDAOやDefiでは、1トークン=1投票権として、多数決によって決定がなされる仕組みになっています。このときいくつかの問題が生じるのですが、代表的なものとして、
・当たり前だが、大口の意見が通る。VCや開発者が大きな割合のトークンを始めから保有している
・取引所にあずけられたトークンの投票権利を、取引所が行使できてしまう。
・Defiにラップされたトークン。トークンの投票権利を金利と引き換えに他人に渡している。投票権利の買い占めが容易である。
といったことが指摘されています。これらは、ガバナンスの仕組みが当初から指摘されていたことで、あまり新しい課題ではありません。
Vitalikはこれにたいして3つのソリューションを挙げています
i. ガバナンスで決めることができるものを制限するetc
ii. 1トークン1票ではなく、1人1票を実現する。(Proof of personhood systems)
iii. 間違った決定がなされたとき、トークン保有者の不利益が非常に大きなものになるようにする。フォークが実現できるようにする。
といったものです。
さて、不特定多数における非中央集権的なネットワークにおける投票の問題というのは古くからこういった問題がありました。
みなさん忘れているかもしれませんが、こういった問題を解決したことで、画期的だと歴史にのこっている仕組みがあります。
なんだかわかりますか?
そうです。ビットコインです。PoWです。
・PoWでは、電気というリアルリソースの消費を紐付けることで、投票権の買収や貸し借りなどが難しい仕組みになっています。
・ガバナンスで決めることができるのは取引の承認だけであって、大口マイナーであっても、ユーザーの意見を無視してビットコインの仕組みの根幹を変更することはできません(ブロックサイズ論争で証明されましたね)
・間違った意見をもったひとは、フォークで出て行く(BCH)
というものです。ガバナンスの多くの問題を解決していますね。
つまり、DAOのガバナンスの問題点というのは、ビットコインが解決した問題点をまた再発見しているだけなのですまさに温故知新、車輪の再発見、ループする世界だったのです。(大石)

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