もしあなたが2020年の3月に1ヶ月間だけ戻ることが出来るとしたら、何をしますか?私なら、当時の自分に4,000ドル割れのビットコインを買えるだけ買っておけとアドバイスをするかもしれません。だって1年少々で20倍近く上昇するんですよ?

ただ時間を逆行するのは少々難しいもの。それでは、別の角度から質問をしましょう。

もし10年後のあなたが今のあなたに語りかけられるとしたら、なにをアドバイスしますか?

私だったら、こんな感じになりそうです。

  • 世間が関心を無くしきったところでビットコインを買え
  • 世間が投げ売りしたときにゴールドを買え
  • 世間があきらめたときに不動産を買え

買ってばっかりやん...

さてこのアドバイスが正しいかどうかは別として、過去のビットコインを見る限り、市場が無関心になったあとは値上がりが続くパターンを繰り返しています

後述する方法でビットコインの無関心指数を出してみたところ、下チャートのような結果となりました。これを見る限り、2020年3月以来のチャンス到来?

https://www.tradingview.com/x/K5VXNUcT/

※ 無関心期間入り前の投げ売りは、手動で書き加えています。

さて結果がどうなるかは分かりませんが、、、せっかくですので自作した 'ビットコイン無関心指数'の作り方を簡単に公開してみたいと思います。

'ビットコイン無関心指数'の作り方

「世間が関心を無くしきったところでビットコインを買え」というからには、関心を無くしきった場所を特定する必要があります。

そこで登場するのは、Googleトレンドです。キーワードの検索件数を時系列に教えてくれるツールは、いろいろと使い勝手が良いです。

まず、日本語と英語でビットコインの関心度を確認してみましょう。


小さな誤差はあれど、ほぼ同じですね。ならばテーマが特定しやすい日本語を使って進めていきましょう。

それでは、日本でビットコインとインタレストを競合する対象を探してみます。いくつか試した結果、「日経平均」「ドル円」が良いあんばいで競合していることが分かりました。よって3つの比較対象を並べてみます。

青線がビットコイン、赤線が日経平均、黄色がドル円です。

2017年12月~2018年1月にかけてのみ、ビットコインが「日経平均」と「ドル円」を凌駕していることが分かります。

画面上、赤い矢印で示したダウンロードアイコンをクリックすると、数値データを入手することができます。これを表計算ソフトに表すと、こんな感じになります。

無関心指数を作る上で欲しいのは、ビットコインが日経平均とドル円に対して、どれだけ小さいのかという相対的な比率です。

そこで比較の母数として、ビットコインと日経平均とドル円のインタレストを合計します。

次に、「ビットコイン vs 日経平均」「ビットコイン vs ドル円」のインタレスト差を計算します。

次に、インタレストの差を母数で割り、比率を出します。「BTC」対「日経平均」、「BTC」対「ドル円」それぞれ計算します。

最後に、上で出したインタレストの差、つまりビットコインが日経平均とドル円に対して、どの程度のインタレストを得ているのかの比率を合計します。

ついでに、横にビットコインの月初取引価格をYahooファイナンスからダウンロードして貼り付けます。あとは計算式をだーっとフィルしてやれば、以下のような数値を得ることができます。

以下にスプレッドシートも公開しておきます。ご興味あれば、ご覧になってみてください。

https://1drv.ms/x/s!AjJe_u6xLHbdh7t8iCycHPPKWv9xdg?e=gcqr7r

さて、完成した無関心指数とビットコイン価格の推移を比較するため、グラフ化してみました。縦のヒストグラムが「無関心指数」、折れ線がビットコインのドル建て価格です。

これを見ると、ビットコインの取引価格が1000ドルを明らかに超えた2017年中旬以降で、以下の傾向が見て取れます。

無関心指数<-0.6 : 買われやすい

どの程度の効果があるのかを2017年7月以降のビットコイン単純平均価格で計算してみました。

① フィルタ無しの単純平均価格:    $20,042 (74件)

② 無関心指数  < -0.6 に限定した場合の平均価格: $17,438(26件)

ここから分かることは、、、やはり世間がビットコインのことを忘れているときに買う方が、コスパは確実に高いということですね。

なぜなのでしょう?

おそらくなのですが、、、ビットコインが上昇したり激しい値動きをしているときは、みんな「安くなったら買おう」とか「みんなが無関心になったら買おう」と思っているんですよね。

ところが本当にみんなが無関心になったときには、その「みんなが無関心になったら買おう」と思っていたことを忘れているんだと思います。

人間の脳はよく出来ていて、より現在の生存に必要な事柄に脳内リソースを向けるため、それ以外の使っていない部位は休めるように出来ているようです。

ちなみに、2023年8月現在の数字は「-0.82」。これは2017年中旬以降で最も低い数字になっています。もちろん月が終わっていないので数字は変動しますから、あくまでも現時点ではですが。

言い換えれば、今の世間は2017年中盤程度の注目しか、ビットコインに払っていないということになります。

ある意味では、かなりの買い場と言えるのかもしれませんね。

今週は以上です。

引き続き、ハッピー・ビットコイン!

ココスタ

佐々木徹