みなさんは海外旅行で何をしますか?

観光地でショッピング、現地の食事を楽しむ、歴史を学ぶ、アクティビティを行うなど楽しみ方は人それぞれだと思います。

ビットコイナーに共通する楽しみ方としては現地でビットコインを使える場所に行きビットコイン決済を行ったり、ATMで少量のビットコインを購入するなどが挙げられます。

ここで活用するのがビットコインを実際に使える場所を調べることができるBTC MapやビットコインATMを探すのに便利なCoin ATM Radar、またイベントを作ったりビットコインを使った送受金機能が特徴的なオープンソースのイベントプラットフォームであるEventoなどがあります。

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BTC Mapを見ると日本でもビットコイン決済に対応した店舗が見つかります。

本稿では私が昨年ハワイのワイキキに訪れた際のATMの体験記を書き、実情をご紹介しようと思います。

ビットコイン研究所では押川さんによるイタリアでのATMの体験記も投稿されていますので合わせてご覧ください。

イタリアでのビットコインATM体験記|MiCA規制とKYCの現実
イタリアのビットコインATMでKYCの壁にぶつかった体験記を書きます。また、ビットコインATMの操作感と日本でのビットコインATM事情についても触れます。

なおアメリカへ旅行を計画されている方に朗報です。

Twitter共同創業者で、現在はBlock社CEOを務めるジャック・ドーシー氏が率いる決済サービス「Square」では、アメリカにおいてビットコイン決済が標準で導入されています。

つまり、アメリカ中でSquareを使っているおよそ数百万の店舗においてビットコインの支払いをデフォルトで行うことが2026年3月30日以降にできるようになっております。

Squareは2025年10月頃からビットコイン決済を提供しており当時はオプション機能として利用が可能でした。その頃ビットコイン研究所にてごっつさんによるBlock社に関する記事が投稿されていますのでご参照ください。

米ブロック社(Block, Inc.)の戦略|ビットコインを「日常的に使える通貨」へとする挑戦
ジャック・ドーシー率いる米ブロック社(Block, Inc.)のビットコイン戦略を徹底解説。主力サービスCash AppやSquareを用いたビットコイン決済普及活動、マイニングやハードウェアウォレット開発まで担うエコシステムの全貌とは。

ここから本題のハワイでのATMについて記載します。

ハワイのワイキキにビットコインATM?

私が訪れたのはハワイでも有名な観光地であるワイキキです。

https://osmand.net/map/#14/21.2808/-157.8273
ワイキキ地図

地図中心の海沿いに広がる町がワイキキで、北西にはアラモアナ、南東にはダイアモンドヘッドが位置しています。

ワイキキにはいくつかショッピングセンターがある中で「INTERNATIONAL MARKET PLACE」という大型商業施設の中にビットコインのATMがあることをCoin ATM Radarで調べました。

センター内はまるで森の中に存在するアウトレットモールのような印象で自然を感じることができます。日用品からブランドまでおよそ100店舗ほどの店が存在し、ショッピングを楽しむことが可能です。

敷地内に存在する巨大なバニヤンツリーを横目にセンター内を散策しました。なおこの木の周りは休憩スポットとなっており、夜はライトアップがされ雰囲気がとてもいいです。

目的のATMは3階のあまり人が利用しなさそうなトイレの入り口に存在していました。

案内サインにはトイレのマークと並んでビットコインのシンボルである「₿」を確認することができます。

なお奥が暗く怪しい印象を持ちますが、これは光の当たり加減でそう見えるだけで、実際は横に700台ほど停められる立体駐車場が広がっており、特に危険な場所ではありません。

なぜアメリカのATMはトイレの横に設置されている事が多いのだろうかと疑問に思いつつも恐る恐る足を踏み入れました。

ハワイのビットコインATMの実情と日本人の壁

入り口に差し掛かるとすぐ横にポツンと無骨なATMが1台置かれていました。

普通のATMとあまり変わらない印象を持ちつつ、さっそく少額のビットコインの購入に挑戦してみました。

ビットコインATMの画面を触ると「Buy Coins」「Sell Coins」「Redeem」という操作が表示されますが、この中で「Redeem」という見慣れない言葉があることに気が付きます。

通常ビットコインを売る際はreorg(リオーグ)による二重支払いを防ぐ目的で取引が承認されてから数ブロックほど待つことが推奨されます。こちらのATMでもビットコインを売ったのち少し待つことでテキストメッセージが届くそうです。

Redeemとはテキストメッセージに添付された引き換えコードを用いて現金を受け取ることであり、ビットコイン特有の操作であることがわかります。

今回はビットコインを購入することが目的のため「Buy Coins」を選択しました。

次の画面では「Choose your cryptocurrency」ということでどのコインを買うか選択することができます。こちらのATMではビットコインだけでなく、Ethereum、Litecoin、Bitcoin Cashを選択することが可能です。

もちろんビットコインを選択し、購入金額を20ドルに設定しました。

ここで現れた画面に落胆。

なんとKYCが必須でアメリカの電話番号とその後にIDカードの提示が求められます。

表示画面によるとIDカードを検証した後、自分のビットコインアドレスのQRコードをスキャンして、最後に入金を行うことで購入が完了するという流れのようでした。

規制の影響でKYCが必須なATMは多いだろうなという思いを抱え、アメリカの電話番号やIDカードを持っているはずもなく、初めてのビットコインATMの利用は断念しました。

ATMに向かう前にもっと調べておくべきだったと反省です。代わりに宿泊場所から徒歩5分圏内にあったので、世界三大コーヒーと呼ばれるコナコーヒーを買って帰りました。

本稿は自分と同じ経験をする人が増えないよう反面教師にしていただくことと、実際のビットコインATMの操作の雰囲気を感じていただくために書きました。

みなさんのビットコインATMの利用やビットコイン決済の体験もぜひコメントなどで教えてください。

他にも海外でのビットコインの体験が気になる場合

ハワイでのビットコインATMの利用は失敗に終わったものの、冒頭でも紹介した通りアメリカではビットコイン決済を行える端末(Square)が普及しており、ビットコインを使うことのハードルが下がっているのが現状です。

またアメリカだけではなく世界中でビットコインを使う体験ができます。

南アフリカでビットコインだけで生活をしてみた(Bappa Life)

上記の2つのYouTubeは個人的なおすすめ動画です。

海外のビットコイン事情について知りたい場合にとても参考になります。

ビットコイン決済が世界各国で広まり始めている生の声を聴いて、ぜひ読者の方もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回のハワイでのビットコインATM体験は、KYCの壁により購入には至りませんでしたが、実際の操作画面や設置場所の雰囲気を知る良い機会となりました。

これから海外でビットコインATMを利用する方は、ぜひ事前の下調べを万全にした上で挑戦してみてください。

皆さんの体験談もお待ちしています。