・まえがき

私はいま旅行でウズベキスタンにいるのですが、こちらの通貨単位である1スムがおよそ1サトシなので、物価をサトシ建てで見てると考えると面白いです。ただし、物価水準が日本より大幅に安いのであまり参考にはなりません。

また、実際に使用されている最小単位は基本的に500スム札なので、物価が5倍の日本で流通している1円玉のほうが小額というのも興味深いです。(たまに50スム硬貨をお釣りでもらいますが、使いどころに困るのでやめてほしいです)

今日はHD Walletのリカバリーの参考になるwalletsrecovery.orgというサイトについて書きます。

・HD Walletとは

ビットコインの仕組みの説明として、秘密鍵と公開鍵があり、公開鍵をハッシュしてアドレスが出てきます。これは非常に簡単なウォレットですが、いま主流なのは1つのリカバリーシード(12/24単語)から秘密鍵を多数生成するHD Walletという種類のウォレットです。

これがあれば1つのシードから無数の秘密鍵、無数のアドレスを作ることができ、プライバシー向上などに役立ちます。実用上、非常に便利なHD Walletですが、ここで問題があります。

リカバリーシードから大量の秘密鍵を算出する方法にはいくつかの規格があり、また規格とは違う独自の方法で秘密鍵を生成するウォレットもあります。このため、実際にリカバリーしようとするとき、「どのウォレットを使っていたか、どの規格に準拠していたか」が重要になってきます。

ウォレットがシードから秘密鍵を算出する方法はDerivation Pathというもので表記します。例えば「m/44'/0'/0'/0」というDerivation Pathであれば、「Derivation Path/BIP44準拠/ビットコイン/アカウント番号=0/お釣り受け取りアドレス=送金するアドレス/アカウント内識別番号=0」という風に解釈します。これが思い出せないと、ウォレットの挙動が変わり、最悪の場合リカバリーに難儀します。

walletsrecovery.org

そこで誕生したのがwalletsrecovery.orgです。このウェブサイトは、様々なウォレットについてそのリカバリーシードがどの規格に準拠しているかを記録するウェブサイトです。

これで、使っていたウォレットさえわかれば簡単に調べることができますし、しらみつぶしに試していくこともできるでしょう。(シードを書き留めるときに、どのウォレットを使うかをできれば書き留めておくのも大事です。)

このような簡単で便利なサイトでさえ今までに存在していないように、ビットコイン関連サービスやウェブサイトには小さくとも隠れた需要があると思うので、皆さんもぜひ「こんなのがあればいいな」と思うようなものがあれば作ってみたり、作れる人の目があるところにつぶやいたりして下さい。